畑に充分なスペースがないけれど植えたいといった理由で、連作を考えていませんか?
ナスは連作障害があるので極力、連作をしないほうがいいのはわかっているけれど、連作をするしかないこともあります。
ナスの連作障害を完全になくす方法はありませんが、極力抑える方法はあるのでご紹介します。
全ての野菜に共通してできる連作障害を抑える育て方は下記の記事を参考になさってください。
【家庭菜園】連作でも連作障害を出づらくする方法 - いつもお外はぽっかぽか
ナスの連作障害を抑える方法
ナスの連作障害を抑える方法 ①高畝にする
高畝にして、ナスの根周辺の土の水はけがよくなれば、青枯れ病のリスクを減らすことができます。
青枯れ病菌は湿度が好きなのですが、乾燥状態が数日以上続くと減少していくのです。
青枯れ病菌は多湿が好きなので、湿った環境下なら数年は生存することができます。
ナスの連作障害を抑える方法 ②接ぎ木苗を植える
接ぎ木苗とは根っこの部分は青枯れ病といった病気への抵抗性を持つ品種を使い、上の花実がつく部分は味の良い品種を使っているのが特徴です。
ただし、接ぎ木苗の品種によって対応できる病気が違うため、全ての病気に抵抗性を持っているわけではありません。
連作をするのであれば、連作障害が起こりやすい青枯れ病の抵抗性を持つ苗を選ぶのがいいでしょう。
ナスの連作障害を抑える方法③落花生を一緒に植える
これは根こぶ病を抑えるための方法です。
やり方は簡単で畝の真ん中にナスを植え、その四方を囲むように畝の両肩に落花生の種をまきます。
高畝と組み合わせても構いません。
落花生は根こぶ病の原因である根コブ線虫の生育を阻害する働きがあると考えられています。
ナスの連作障害を防ごう
連作障害が悪化すると、野菜を育てることができない土になってしまうこともあります。
そのため、野菜は極力、連作しないことが基本ですが、連作をする時は連作障害対策をしっかりと行いましょう。
ただし、対策を行っても連作障害が出る時は出てしまうので、その場合はやはり輪作を行ってください。
連作障害を防ぐための市販品もあるので、活用してみてください。
連作障害対策を行い、おいしいナスを収穫しましょう。