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トマトの世話をしっかりしているのに、葉っぱが枯れてきてしまったと困ってはいませんか?
このまま全ての株が枯れてしまったらどうしようと不安に思ってる方もいるかもしれません。
今回は葉っぱが枯れてしまう理由と対処法についてお伝えします。
トマトの葉が枯れる理由
トマトの葉が枯れる理由①自然と枯れる
トマトは不要になった葉っぱをいつまでもつけておきたくないため、不要になった葉っぱに肥料などのエネルギーを与えず枯らしてしまいます。
特に、株の下にある葉が枯れるのは自然なことの場合も多いので、あまり気にしなくても大丈夫です。
トマトの葉が枯れる理由②病気
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トマトの葉が枯れてしまう病気は立ち枯病、疫病、輪紋病、黒斑細菌病などとても多いです。
これらの病気の原因はウィルス、細菌、糸状菌(カビ)に分かれています。これらが土の中で一定数以上増えると、トマトは病気を発症します。
最悪、株が枯れることもあります。
天候の影響を受けやすい露地栽培では株の下側の葉っぱが病気にかかることも多いですが、病気が広がることなく収穫に影響がないことも多いです。
葉っぱが枯れた時の対処法
葉っぱが枯れた時の対処法①晴れた日に枯れた葉っぱをとる
晴れた日に枯れた葉っぱをまずは取りのぞきましょう。
晴れた日に行うのは、取り除いた部分を早く乾かすことで別の菌の侵入を防ぐためです。
葉っぱが枯れた時の対処法②木酢液をまく
木酢液をまくと、酸に弱い菌が減少する一方で、病気の菌をやっつける菌が増えやすくなります。
様々な菌が増えると、病原菌だけ繁殖できなくなるため、発症リスクを抑えることが可能です。
葉っぱが枯れた時の対処法③米ぬかをまく
米ぬかは病原菌をやっつける菌のエサとなり、増殖を助けます。
ただし、虫も付きやすいので、真夏など虫が多い時期は注意が必要です。
葉っぱが枯れた時の対処法④炭をまく
炭は病原菌をやっつける菌の棲み処となります。
畑に様々な種類の菌が増えると群雄割拠のような状態になり、病原菌だけ増えるということがありません。
植物が病気になるのは、畑の中に一定の数以上の菌が増えた時なので、畑の中の菌の数を増やさないことが大切です。
葉っぱが枯れることを少なくする方法
葉っぱが枯れることを少なくする方法①残滓はしっかりと片付ける
残滓が残っていると、病原菌が残滓をエサとして増え続けてしまいます。収穫が終わった野菜はすぐに片付けましょう。
葉っぱが枯れることを少なくする方法②使い終わった支柱や道具はしっかりと洗う
使い終わった支柱や道具にも病気の原因となる菌は付着しています。
冬の寒さや乾燥状態でも生き残る菌も存在するため、使い終わった支柱は水でしっかりと洗うことが大切です。
葉っぱが枯れることを少なくする方法③連作をしない
病原菌はどの作物に寄生するか決まっています。そのため、連作を続けると、畑にずっと病原菌が寄生できる植物があるということなので、病原菌が増え続けてしまいます。
連作をしないことで病原菌の数を減らすことができます。
余裕があれば、脇芽で予備の苗を作ることもおすすめ
畑に菌を増やすために米ぬかをまいたりなどの努力をしても、雨が続いたり、湿度が高い日々が続くとトマトはやはり病気になりやすいです。
酷い場合は、残念ながら枯れてしまうことがあるので、露地栽培をしている場合、余裕があれば脇芽で苗を増やすことをおすすめします。
苗が一本ダメになっても脇芽で増やしておけば、その株を成長させ、新たに収穫できます。
トマトの記事は以下にまとめています
初公開日2019年7月27日改稿日2024年5月8日