あなたは家庭菜園できゅうりを育て始めたけれど、どれくらいの量の水をどれくらいの頻度でまけばいいかと迷ってはいませんか?
私も家庭菜園を始めた頃はどれくらいまくのがいいのだろうといつも思っていました。
家庭菜園でどれくらいの水をまけばいいのかお伝えします。
きゅうりの水やりの頻度は?
露地栽培では全く水を上げないで育てる方もいるので、このあたりは個人の栽培スタイルによります。
水をやる場合は、植えつけ直後は毎日まく必要はなく、数日に1回程度。
実がついてからは必要な水分量が激増するので、頻度を増やし、真夏ではできるだけ毎日まくようにします。
なお、土や株の状態によっても頻度は変わるので、畑の様子を見ながら各自調節が必要です。あまりにも水が多いと、根腐れを起こしてしまいます。
きゅうりの水やりの量は?
植えつけ直後は1株当たり、40から60ml程度とかなり少ないです。その後、収穫が始まる頃には1.5から2リットルと急激に必要な水が増えます。
もっとも収穫量が多くなる最盛期には4から5リットルという大量の水分が必要です。
きゅうりは肥料ではなく、水で太らせるという言葉があるくらいに水が好きな植物です。
ただ、葉っぱが枯れてきたりしおれる場合、水分過多になっている可能性があるので、控えます。
水の量が少ないとどうなるの?
水の量が少ないと実が細くなったり、お尻だけ太くなったりという変形が多くなる上に、収穫量も低下してしまいます。
大量に収穫しても余るだけで困るという場合は水を控えて、収量を少なめにするのも手です。
きゅうりが大量の水分を欲する理由
きゅうりの根は浅いため、トマトのように深く根を伸ばして、地下水を吸うようなことはしません。
あくまでも地表表面に根を伸ばし、地表の水分を吸うのがきゅうりという植物です。
きゅうりの原産地はインド北部からヒマラヤ山麓で6月から9月の雨季にはたくさんの雨が降るため、根を地中に伸ばしてまで水分を求める必要がなかったのでしょう。
きゅうりは水が好きとだけ覚えよう
まく水の量はアバウトでもきゅうりは元気に育つので、厳密に守ろうとしなくて大丈夫です。
実際に、最盛期に毎日、4リットルもの水をまくのは疲れるだけで、人間がバテてしまいます。
植えつけ直後の水の量は普通くらいで、実がつきはじめたら、水の量を少しずつ増やして、最盛期には水やりを意識して無理のない範囲で多い量をあげる程度で大丈夫です。
頻度のほうも少しずつ増やしていく程度で覚えておけば問題ありません。
この記事は以下の雑誌を参考に執筆いたしました
初公開日2020年1月7日改稿日2023年7月8日