キャベツを収穫して食べてみたら苦かったということはありませんか?
苦いと食べづらいですし、単純にせっかく育てたのに苦いんじゃショックですよね。
なぜ、キャベツが苦くなってしまったのか理由についてお伝えします。
キャベツが苦い理由
窒素肥料が多かった
土の中に窒素成分が多いと、キャベツはたくさんの窒素を吸収し、葉や茎を成長させます。
ただし、葉や茎の成長に使われなかった窒素は蓄積され、発がん物質でもある硝酸態チッソに変化するのです。
この硝酸態チッソが苦み成分の素であり、食べないほうがいいものになります。
苦くないキャベツの育て方
苦くないキャベツの育て方①元肥の量を調整する
キャベツを植える前の畝に、野菜や花を育てていた場合、その野菜や花が使いきれなかった肥料が土に残っている場合があります。
たとえば、トマトやナスなどの果菜類を育てていた場合、チッソ成分がある程度残っていることが多いです。
どれくらい元肥を減らすのがいいかは畑や前に植えていた野菜の状態によって違うので、一概には書けません。
苦くないキャベツの育て方②一度にたくさんの肥料をまきすぎない
大きくておいしい野菜を育てたいからとたくさん肥料をまきすぎる方がいます。
気持ちはわかりますが、残念なことに肥料は多すぎても少なすぎても病害虫にやられやすくなり、味と収量が悪くなるのです。
たとえば、子供に大きくなってほしいからとたくさん食べさせても太って不健康になりますが、植物も同じことが言えます。
基本的に植物も生命の1つなので、栄養(肥料)が多いと食べ過ぎによる消化不良や太り過ぎになるのです。
肥料のまきすぎには注意
窒素肥料が多いと、全ての野菜が苦くなります。
私の経験では元肥の量で失敗しやすいです。
畝を使いまわす場合は、前に育てた野菜の肥料成分を計算して、元肥の量を減らすようにしましょう。
また、追肥を入れすぎないことも大切です。