キャベツを植えたけれど、巻かないとショックですよね。
私はかつて、病害虫にやられて、巻かなかったうえに食べることすらできませんでした。
ただ、なぜ巻かなかったのかわからないこともありますよね。
今回は巻かなかった理由についてお伝えします。
キャベツが巻かなかった理由
キャベツが巻かなかった理由①巻く前に寒くなってしまった
キャベツの葉が巻くためには、外葉が15枚から16枚まで育つ必要があります。
しかし、肥料不足や植えるのが遅かったりすると、葉が育ち切る前に寒さが増し、成長が止まり、巻かなくなってしまうのです。
キャベツが巻かなかった理由②病気や害虫
何らかの病気や障害により、キャベツが育たなくなることもあります。
害虫被害が酷くてもキャベツは巻かなくなるのです。
見た目は良いんだけれど、という場合は根っこに問題があることもあります。
キャベツが巻かなかった理由③連作障害
連作すると、アブラナ科植物の病気の原因菌や害虫が土の中に増え続けます。
結果、病害虫被害が増えます。
キャベツが巻くために必要なこと
キャベツが巻くために必要なこと①適期に苗を植える
地元のホームセンターに苗が売っている時期が植えるタイミングです。
一般の野菜の育て方や本に掲載されている植え時は関東を基準にしたものが多いため、それを参考に植えると失敗することがあります。
キャベツが巻くために必要なこと②肥料を効かせる
キャベツが巻くためには、寒くなる前に外葉が15枚から16枚まで育っている必要があります。
そのためには、肥料をしっかりと効かせることがコツですが、大量にまくことではありません。
適切な時期に、適切な量をまくということです。
中早生種の場合の目安は普通化成肥料の場合、元肥は1㎡当たり180g、植えつけ15日前後に1㎡当たり60g、植えつけ25日前後に1㎡当たり60gになります。
キャベツが巻くために必要なこと③アブラナ科野菜を連作しない
多くの野菜に言えることですが、連作すると、なんらかの障害が出やすくなります。
連作せざるを得ない場合は、連作障害を防ぐための資材を使ったり、堆肥を多く入れるなど対策をしましょう。
連作障害対策として下記のような商品が市販されています。
キャベツが巻くために必要なこと④防虫ネットを被せる
キャベツの一番有効な害虫対策は防虫ネットを被せることです。
防虫ネットを被せないと、様々な芋虫がキャベツを食い散らかします。
防虫ネットを被せるのは正直、面倒ではありますが、しっかりと用意してください。
次こそはしっかりと巻いたキャベツを収穫しよう
キャベツを育てるポイントは4つ。
・適期に植える。
・肥料を適切なタイミングにしっかり与える。
・防虫対策をする。
・連作をしない。
上記のポイントを押さえれば、トマトやナスのような整枝などは必要ない分、たまに面倒を見るだけで育ってくれます。