ほうれん草の間引きの方法やタイミングについて気になってはいませんか?
間引きが面倒くさいからしたくないと考えているかもしれませんが、家庭菜園だけでしか楽しめない間引き菜もとてもおいしいですよ。
今回はほうれん草の間引きの方法やタイミングについてお伝えします。
ほうれん草の種まきは条まきで
ほうれん草は発芽率が悪く、数をまいて発芽率の悪さをカバーするために2列の条まきします。
普通の種より割高になりますが、エボプライムやプライマックスといった発芽しやすく処理された種もあるといいので、発芽率を上げたい方は活用しましょう。
ほうれん草はアルカリ性の土を好むので、育てる時は酸度調整でpH値が6.0以上に調整することも大切です。
ほうれん草の間引きのタイミング
ほうれん草の間引きのタイミングは2回あります。
1回目は発芽して双葉のような細長い葉が広がった時。
2回目は本葉が2枚目から3枚目まで育った時で、6センチから7センチの間隔になるように間引きます。
タイミングが遅れてしまうと、生長が遅れてしまうのでタイミングを逃さないようにしてください。
1回目の間引きの方法
株同士の間隔が2センチから3センチになるように抜いていきます。
1回目は込み合っているものや形が悪い、虫に食べられているもの、小さい株を中心に間引きます。
その後の成長に影響するので、根っこを傷つけないように注意しましょう。
株がぐらついているのなら、軽く土寄せして根元を安定させす。
2回目の間引きの方法
2回目の間引きは株の根元付近を指先で持ち、引き抜きます。
株同士が6センチから7センチの間隔になるようにしましょう。
抜き取る株は成長が遅いもの、葉が枯れたりしおれているもの、変に間延びしている(徒長)もの、葉が黄色くなっているものです。
2回目の間引きも丁寧に抜こう!
この時、ほうれん草の葉っぱが絡まりあい、千切れたりしやすいので丁寧に絡まった部分をほぐしてから抜いてください。
残す株の葉っぱが傷つくと、その後の成長が悪くなるので注意しましょう。
間引きをしない場合
間引きをしない場合は最初から、6センチから7センチの間隔で植えます。
たくさん大きなものを収穫したいからとキツキツの間隔に植えて、間引かないで育てたいという方もいるかもしれませんが、それは難しいです。
野菜同士で肥料を奪い合ったり、生長するために充分なスペースがないために株が小さくなりがちで、逆に収量や味などの品質の低下に繋がります。
間引きはタイミングを逃さずに!
ほうれん草に限らず、時期を逃すと生長が遅れてしまうので、野菜は間引きのタイミングが大切です。
1回目の間引きは成長や見た目の悪い株を中心に抜き、2センチから3センチの間隔にします。
2回目は株の間隔を6センチから7センチにします。
間引きをする時は残す株を傷つけないようにすることも大切です。
初公開日2020年3月10日改稿日2023年10月5日