白菜やキャベツは植えるタイミングを逃すと成長が芳しくなく、結球しないとよく言われますよね。
そのため、老化苗を植えるのはご法度のようにも言われています。
一方で、老化苗のほうが虫がつかないという方もいますが、本当でしょうか？
今回は成長が遅いと言われる老化苗を植えて、本当に老化苗は結球しないのかどうか、虫がつきづらいのかどうかを確かめてみたいと思います。
- 使用する白菜
- 畝と畝にまいたもの
- 8月18日5つは植え、5つは軒下に置く
- 8月27日残りの白菜を植える
- 8月27日・8月18日に植えた苗
- 9月7日
- 9月14日
- 11月13日収穫
- 当サイト的老化苗が結球しない理由
- 老化苗は虫がつきづらいの真実は？
- 老化苗でもタイミングを逃さずに植えよう
使用する白菜
ホームセンターから購入した中正種
8月18日にホームセンターから白菜を10個買ってきました。
見た目は元気そうな白菜です。
畝と畝にまいたもの
畝の大きさ
幅70センチに4メートルの長さです。
元肥
堆肥バケツ4杯、石灰4掴み、普通化成肥料540g
8月18日5つは植え、5つは軒下に置く
5つは8月19日に植え、残りの5つは軒下で老化させようと育てています。
白菜は防虫のため、5メートルの防虫ネットを被せています。
8月27日残りの白菜を植える
老化を通り越して衰弱した苗たち
数日間、雨に当たって水分は充分なはずなのですが、かなり干からびてしまいました……。
満身創痍状態ですが、このまま育ててみます。
水をたっぷりとまいたので何とか回復してほしいものです。
8月27日・8月18日に植えた苗
非常に元気
こちらは生育初期は雨が降らなかったせいもあり、成長が遅れたのですが、2日間雨に当たったらすごく元気になりました。
こちらはよほどの悪天候にならないでちゃんと追肥できれば、順調に巻いてくれそうです。
9月7日
最初に植えた苗が早速巻きだす
こちらの生育は旺盛です。
老化苗はまだまだこれから
一時、衰弱していた苗ですが、全て回復しています。
どれも枯れてはいません。
まだ巻いてはいませんが、このまま成長をすれば巻いてくれそうです。
9月14日
化成肥料と有機石灰の追肥を行う
生育の差は顕著なのですが、老化苗のほうも巻き始めています。
今回まいた肥料は化成肥料各苗に大さじ4、有機石灰大さじ1で、以後、追肥はしません。
葉っぱを触ってみたら、どちらもバリバリとかなり筋張ったいです。
これは植えてからずっと雨の量が少ないせいです。
11月13日収穫
最終的にはどちらも変わらなかった
どちらも大きな違いはありませんでした。
虫も同じくらいついていました。
当サイト的老化苗が結球しない理由
植える時期が遅すぎた
白菜は寒いと結球することができないため、寒くなる前に結球させる必要があります。
老化苗を植えるということは、何らかの事情で苗のまま置いておくことが多くなるでしょう。
結果的に、寒さが厳しくなる前に結球するまで育たなかったのでしょう。
今回の記事の白菜は多少老化していましたが、植え時に適切な時期に植えたため、結球したと思われます。
老化苗は虫がつきづらいの真実は？
今後も要検証が必要
この記事の検証だけではなんとも言えないというのが結論です。
もっと徹底的に老化した苗を植えれば虫がつかない可能性もありますが、結球しないリスクも高まります。
老化苗で虫除けをしようとするのではなく、防虫ネットを使うほうがいいでしょう。
老化苗でもタイミングを逃さずに植えよう
老化苗は結球しないと聞いたことがありますが、今回はしっかりと結球しました。
適切な時期に植えることができれば苗の状態はさほど関係がないことがわかりました。
白菜を植えると決めたら、なんとか時間をやりくりして植えることが大切です。
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