カブは育てやすい野菜なので、初心者から上級者の方まで多くの方が育てている野菜です。
しかし、割れやすいという欠点もあります。カブを割れないように育てるにはちょっとしたコツがあるので、ご紹介します。
カブが割れてしまう理由
カブは根が大きくなったものと思われがちですが、実は茎の一部である胚軸(はいじく)と呼ばれる部分が大きくなったもの。この胚軸は双葉(子葉・しよう)と根っこの中間にあります。
本来、肥大する部分ではないらしく、急激に大きくなると割れやすいのも特徴となっています。
カブが割れないように育てるには?
カブが割れないように育てるには、すじまきで植えて間引きを3回に分けて行うことがコツになります。すじまきとは溝を掘り、間隔などをあまり気にせず、種をバラバラとまいていくまきかたです。
カブは最初から収穫時の間隔で種を植えてしまうと、発芽率と成長が悪いので植える時は多少、キツキツに植えてしまいます。
畝は70センチ、高さ10センチのものを用意し、左右に列を作り、種をバラバラと植えていきます。なお、種袋に植え方が掲載されている場合はそちらに従ってください。
カブの間引き方
1回目は本葉が1枚生えた頃3センチ間隔。2回目は本葉が3枚目の頃に5センチ間隔に間引きます。3回目は植えつけから35日前後のカブが大きくなり始めた頃に10センチ間隔に間引きます。
間引く苗は虫に食べられているものや葉の大きさが左右で違うもの、生育が極端に遅いものです。
間引いた葉も味噌汁や炒め物などにしておいしく食べることができます。
きちんと間引きをしてもカブは成長が早く、すぐに割れてしまうため、収穫サイズになったら早めに収穫してください。
おいしいカブを収穫しよう
カブは作りやすいので初心者から上級者まで幅広い方が作っている野菜です。
割れやすいという欠点はありますが、間引きと収穫のタイミングさえ間違わずに、大雨など天気の影響を受けなければほぼ割れません。
炒め物やスープなど様々な料理を楽しめるので、おいしくてきれいなカブを収穫しましょう。
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