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じゃがいもを掘ってみたら小さなぶつぶつがあって驚いてはいませんか?
このぶつぶつとした見た目はちょっと気持ち悪くもありますよね。
見れば見るほど、この表面のブツブツは一体なんなのか、いっそ捨ててしまおうかと思われている方もいるかもしれませんね。
収穫したじゃがいもの表面のぶつぶつの正体と食べられるのかについてお伝えします。
じゃがいものぶつぶつの正体は?
そうか病という病気
じゃがいもの表面のぶつぶつはそうか病という病原菌が原因の病気です。
土壌がアルカリ化したり、未熟な堆肥をまいたり、乾燥が続くと発生が増加します。
病気を防ぐためには土壌のペーハーを5.3℃以下に保ったり、土壌や種いもの消毒剤を使う方法があります。
じゃがいも以外にも大根、カブやゴボウといった根菜類にも広く発生するのが特徴です。
食べても大丈夫なの?
ぶつぶつが多いと見た目は悪いですが、食べる分には問題ありません。
皮を厚くむいて食べましょう。
あくまでも皮の病気なので、中身の部分には影響はないです。
そうか病を予防する方法
そうか病を予防する方法①土を消毒する
前述したように農薬を使って土壌を消毒すれば、原因菌はいなくなるため、病気にはなりづらくなります。
そうか病を予防する方法②ペーハーを調節する
家庭菜園レベルでペーハーを調整することはあまりしないのですが、ペーハーを調整することで病気が発生しづらくなります。
そうか病を予防する方法③花が咲いた頃に消石灰をまく
消石灰は土をアルカリ化させますが、そうか病の予防にも使うことができます。
花が咲いた頃や追肥の時に消石灰をまくだけなので手軽にできます。
消石灰は石灰の中でも消毒効果が高いのですが、土を固くしやすいというデメリットもあるので過度のまきすぎには注意が必要です。
目安は株1つに対して、消石灰軽く一掴み程度ですが、この方法を試しても必ずそうか病にはならないと言い切れません。
そうか病を予防する方法④連作をしない
連作をしないということは、畑の病気予防のためには大切であり、そうか病でも同様です。
そうか病を予防する方法⑤病気になったいもを種芋に使用しない
そうか病の模様があるいもを種いもに使用しないことも大切です。
おいしく食べよう!
表面がぶつぶつしているのはじゃがいもがそうか病になってしまったからです。
見た目が悪いので、人にあげたり売り物にすることはできませんが、食べることはなんら問題ありません。
予防のためにできることもありますが、天気の影響もあるため、出る時は出てしまいます。
調理する時に皮を剥けば、普通のじゃがいもと同じように調理して食べることができます。
じゃがいもの他の記事は以下から確認できます。
【家庭菜園】じゃがいもの記事まとめ - いつもお外はぽっかぽか
初公開日2019年08月29日改稿日2023年6月9日