家に庭があって遊ばせておくわけにもいかないので、節約の一環として野菜でも育てようと思う方もいるのではないでしょうか。
私が家庭菜園をしている理由の1つも雑草ばかり生やしてご近所に迷惑をかけてはいけないでした。
節約の一環なので、コストパフォーマンスも気になるところです。
私が実際に感じる家庭菜園のコストパフォーマンスについてお伝えします。
家庭菜園のコスパはどれくらいか
短期的に考えると良くはない
家庭菜園はコストパフォーマンスで考えると良いとは言えません。
大農家も効率を徹底的に行ってもコストパフォーマンスがいいわけではないといいます。
そのため、家庭菜園レベルでコストパフォーマンスの良い運営をすることはなかなか大変です。
ただ、道具の支出が減る2年目以降は黒字になる可能性があります。
プランター栽培はさらに悪くなりやすい傾向
プランターは地面に植えるよりも収穫量が少なくなりやすいため、さらにコスパが悪くなりやすい傾向があります。
家庭菜園での主な支出
最初の道具を揃えるのに結構な支出が必要
全くの初めてという場合は道具にかなりの支出がかかります。
じょうろ、バケツ、シャベル、クワ、スコップが最低限必要なものです。
これにトマトなどの果菜類を植えたいのなら、支柱やひもが必要になりますし、黒マルチもあれば便利ですし、ベランダなどのプランター栽培であれば、プランターも必要。
肥料・堆肥・石灰・種・苗といった消耗品も必要
肥料・堆肥・石灰・種・苗以外にも手袋、長くつ、帽子、日焼け止めといった消耗品も必要になります。
必要な場合は病気を予防するためのサプリメントも必要です。
道具から揃える場合は消耗品や種や苗も込みで1万円以上の支出を覚悟しなければいけません。
経費を抑える方法は?
経費を抑える方法①肥料を安いものにする
肥料は野菜を育てていると必ず必要です。
普通化成がそこそこの値段で扱いやすいので、コストパフォーマンスを意識するのならおすすめになります。
さらに安くしたいのなら、地域によっては米ぬかなら無料で手に入りますし、鶏糞なら肥料の中でも安価に手に入ります。
ただし、鶏糞はにおいがきつい粗悪品もあるので注意が必要です。
経費を抑える方法②雑草や生ごみを有効活用
雑草や生ごみを堆肥代わりにすることで堆肥代を浮かせることができます。
生ごみや雑草は穴を掘って埋めることで土を豊かにすることが可能です。
土が豊かになれば、肥料を減らしたり、入れなくても野菜を育てることができる場合があります。
なお、肥料を入れなくてもと書きましたが、全く不要になるわけではなく、肥料も必要に応じて使わないと野菜が育ちません。
経費を抑える方法③できるだけ種で育てる
苗は割高であることも多く、管理人は苗代だけで5000円になった年もあり、赤字です。
そのため、種から育てることができるものは種から育てることがおすすめになります。
大葉などのハーブ類は市販品を買うよりも収穫したほうが経済的。
経費を抑える方法④スーパーから買った野菜を活用する
葉ネギや三つ葉はスーパーで根っこ付きのものを買い、地面やプランターに植えておけば育ちます。
経費を抑える方法⑤虫がつき辛く、何回も収穫できる野菜を植える
野菜の中には何回も収穫できる野菜があります。
初心者でも失敗しづらい野菜で言うなら、果菜類ならトマト、キュウリ、ピーマン、ししとうで、葉物野菜なら、ニラ、春菊、エンツァイ。
プランターでは収量が少なくなりやすいですが、地植えならばかなりの量を収穫できる可能性があります。
ニラや春菊、エンツァイは葉っぱを摘み取って何回も収穫できます。
収穫したての野菜の味は格別だけど、節約なら別の方法をしたほうがいい
家庭菜園は天気の影響を受けるため収穫量が安定せずに、大赤字の年もあれば、黒字の年もあり、コスパに関しては一概には言えません。
安定しないのは確かなので、節約やお得にこだわるのであれば、違う方法を探したほうがいいと思います。
ただ、収穫したての野菜の味というのはスーパーで売っているものと比べておいしいものも多いです。
コストパフォーマンスも大切ですが、どうすることもできないことも多い部分なので、あまり気にせず野菜を作ることも大切です。