Tomáš DohnalによるPixabayからの画像
トマトを植えたのは良いけれど、一向に苗が大きくなる気配がない……。
この先、本当に収穫できるのかと心配になってしまいますよね。
トマトの苗が大きくならない理由と対処法についてお伝えします。
トマトの苗が大きくならない理由
ほとんどの場合、以下のどれかに当てはまります。
トマトの苗が大きくならない理由①植えてから間もない
トマトの苗は根っこがきちんと伸びてから、大きくなることが多いので、植えてから2〜3週間は様子を見たいところ。
トマトの苗が大きくならない理由②天候の影響
トマトは肥料を吸収して利用するために、光合成が必要になります。また、低温でも生育不良になりやすいです。
そのため、曇りがちだったり雨が続いたりして、低温と日照不足が続くと成長が遅くなります。
トマトの苗が大きくならない理由③肥料や水が少ない
肥料や水が少ないと成長が遅くなります。ただし、肥料はやり過ぎても病害虫の原因になるので育たないからと闇雲に肥料を与えてはいけません。
トマトに肥料が足りているかどうかは苗の状態で判断します。
茎が細かったり、葉っぱが上を向いている、茎や葉の色が薄いと肥料不足のサインです。
トマトの苗が大きくならない理由④病害虫
病気や虫の影響で成長が阻害されているかもしれません。
ただし、トマトの見た目にこれといった変化がなく、葉裏に虫がいない、前年にナス科の野菜を植えていない場合は病気の可能性は低いと思います。
トマトの苗が大きくならない時の対処法
トマトの苗が大きくならない時の対処法①植えて間もなくなら、様子見をして!
トマト苗は植えてから成長を始めるまでに時間がかかるので、最低1ヶ月は様子を見ましょう。
特に、老化苗(植えるには大きくなり過ぎた苗のこと)は更に成長を始めるまでに時間がかかるので、待ってあげてください。
トマトの苗が大きくならない時の対処法②天候不順なら木酢液やHB-101をまく
天候不順や低温の時は光合成がうまくできず、肥料を上手に利用できない状態です。
木酢液やHB-101は肥料の利用を助ける役割が期待できます。
トマトの苗が大きくならない時の対処法③肥料不足なら追肥
トマトの追肥に使っている肥料はきちんとトマトに適していますか?
トマトに効果的と聞いたからと、バッドグアノばかりまいてはいませんか?
バッドグアノはリン酸が多く、実の味は良くなりますが、茎を成長させるための窒素成分や根を成長させるためのカリウムを含む有機肥料も少しまく必要があります。
こういうのが面倒くさい方は、どの野菜にも使える有機肥料入り化成肥料や果菜類専用液肥が発売されているので利用しましょう。
トマトの苗が大きくならない時の対処法④病気なら薬をまくか処分
葉っぱに変な模様がついた、いきなり枯れた、虫がいっぱいいて枯れかけているなどは病気に応じた薬をまくと解決する可能性があります。
病気によっては株を抜いて処分しなければならない場合があります。
なお、トマトの苗の下の葉っぱだけ枯れたという場合は病気ではなく、トマト自身が不要になった葉っぱを処分ということが多いのでご安心ください。
植えて間もない場合は様子見をしよう!
植えて間もない場合はまだ根っこが伸びていない可能性があるため、これから成長していく可能性大です。
植えてから1か月以上たっている場合は肥料を見直したり、天候不順の影響だからか気楽に構えましょう。
病気の場合、見た目に変化が出るので、変化がない限りはのんびりと成長するのを待ちましょう。
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初公開日2019年6月27日改稿日2024年4月21日