アブラナ科野菜を連作したいけれど、連作障害が怖いと思っていませんか?
実はちょっとしたコツで連作をできる方法があります。
何年も続けてできる方法ではありませんが、参考になさってみてください。
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アブラナ科野菜で多い連作障害とは?
根こぶ病はアブラナ科を連作すると発生しやすくなります。
この病気は根にこぶのようなものができるために、栄養を吸収できなくなり、悪化すると枯れてしまうという病気です。
病気の原因は根こぶ病菌という菌。
アブラナ科野菜が畝からなくなると、エサがない菌は生きていけなくなり減っていくため、連作しないことが病気予防にもなります。
大根をオトリ作物にしよう
連作しないことが根こぶ病の予防にいいのですが、アブラナ科野菜を植えても根こぶ病菌を畝から減らす方法があります。
それが大根を植えるというもの。
大根は根こぶ病菌に感染しても影響を受けず、逆に大根の根についた根こぶ病菌は収穫とともに畑から持ち出されることになります。
根こぶ病菌が大根とともに持ち出されるので、結果的に畝から菌が減るのです。
大根をオトリ作物にする方法
やり方①3月中旬頃に大根の種をまく
畝に2列になるように大根を植えてください。
種は1つの穴に5つ植えましょう。
なお、3月中旬は一般血を基準にしているので、他の地域では春になったらまいてください。
やり方②大根を一部抜く
4月中旬から下旬頃になったら、キャベツや白菜などのアブラナ科野菜を植える場所の大根を抜き取ります。
ただし、この時、全ての大根ではなく、大根・キャベツなどのアブラナ科野菜・大根と交互になるように植えてください。
やり方③苗を植えつける
抜いた大根の穴に、キャベツなどの苗を植えつけてください。
この時、畑の土を耕さずに、大根を抜いた穴をちょっと広げて苗を植える程度の間隔です。
根こぶ病菌がいないのは、大根の根が届いている範囲だけです。
そのため、耕したり混ぜたりしてしまうと、苗周辺の根こぶ病菌が増えてしまいます。
このまま成長したら順次収穫をしましょう。
連作で発生しやすいアブラナ科野菜の根こぶ病を予防しよう
この方法は連作で発生しやすい根こぶ病を防ぐための方法です。
そのため、他の連作障害を防ぐ方法ではないことにご注意ください。
この方法を取り入れる際は、1年限りとして翌年は違う畝にアブラナ科野菜を植えましょう。
初公開日2020年2月21日改稿日2023年10月2日