あなたは植える苗の状態によって、畑に植えた後の成長に差が出ることをご存知でしょうか?
苗によって畑に植える適期やタイミングは違うので、植え時の苗を購入することが大切です。
今回はナスの苗の選び方についてお伝えします。
元気なナスの苗の特徴
元気なナスの苗の特徴① つぼみがついている
つぼみが咲きそうという時がナスの苗を植えるのに一番適したタイミングです。
本葉8枚から9枚目の上に最初のつぼみがつきます。
元気なナスの苗の特徴②節間が均等で間のびしていない
節間とは葉っぱと葉っぱの間の茎の長さのこと。
ここが伸びすぎていると、適切な環境で育っていない貧弱な虚弱体質の苗の可能性があります。
適切な環境で育った健康的な苗は節間が均等で間のびすることはありません。
元気なナスの苗の特徴③葉が濃い黄緑色をしている
葉っぱにある筋の葉脈は紫色でも問題はないのですが、葉っぱが濃い黄緑色だと適切な肥料で育った証拠です。
選んではいけないナスの苗の特徴
選んではいけないナスの苗の特徴①小さすぎる
ナスは小さい状態の時に植えると、茎や葉っぱの成長が旺盛になり過ぎて、実のつきや品質が悪くなってしまいます。
この場合は、植える前に適正サイズまで育ててから植えるのがおすすめです。
選んではいけないナスの苗の特徴②老化している
2番目の花がついている苗は成長しすぎの老化苗です。
苗が成長しすぎると、花に多くの養分がいくため、植えても株が充分に育ちません。
その上、根づくのにも時間がかかります。
選んではいけないナスの苗の特徴③色が薄すぎたり濃すぎる
色が薄すぎの苗は肥料不足、濃すぎるものは肥料過多の可能性があります。
どちらであったとしても生育不良のため、植えるのには適しません。
特に、下葉が黄色くなっている苗は根詰まりや肥料不足になっているかもしれません。
ナスを植えるのに適したタイミングと気温
植えるのに最適なタイミング
店で管理されたナスの苗は屋外の寒さに慣れていません。
この状態で畑に植えてしまうと生育が悪くなる可能性があるので、購入後、数日は軒先などの半屋外のような場所に置いて、夜間の寒さに慣らすのがおすすめ。
購入後、数日間、寒さに慣らしてから植えると寒さに負けることがありません。
植えるのに最適な気温
ナスの生育適温は25℃から30℃です。
この気温の時に植えることができれば元気に成長しやすくなります。
元気なナスを選ぼう
ナスが元気に育つためにも苗の選び方が大切です。
健康な苗はつぼみがついている、節間が均等、葉が濃い黄緑色のもの。
2番花がつくくらいまで成長したものや色が濃すぎたり、薄すぎるものは不健康な苗です。
健康的な苗を植えると一番、元気に成長してくれますが、多少、不健康な苗でも植えてしまうと時間がかかってもきちんと根づき、成長することも多いです。