【家庭菜園】ズッキーニに多い病害虫6つ

このサイトではアフィリエイト広告を利用しています

f:id:aisakayo:20200410074341p:plain

ズッキーニは家庭菜園でも育てられることが多くなった野菜ですが、害と病害虫の被害に遭いやすいという欠点もあります。

それでも管理をきちんとすればかなりの数を収穫することも可能です。

今回はズッキーニに多い病害虫6つについてお伝えします。

うどんこ病

カビが原因の病気で、葉に白い粉のような模様が発生します。白い粉のような模様がカビです。

症状がひどくなると、葉っぱ全体が白く覆われてしまい、最終的には枯れてしまいます。症状が出たら葉っぱは摘み取り処分しましょう。

予防法は風通しと日当たりをよくすること。込み合った場所の葉や古い葉を摘み取りましょう。

薬剤はアーリーセーフ、家庭園芸用カリグリーンを発生初期に散布します。

モザイク病

ウイルスが原因の病気です。葉に濃淡がある緑色のモザイク模様が現れ、葉っぱが縮んだり丸まったりするようになります。

アブラムシといった害虫がウイルスを媒介して感染することが多いので、アブラムシが来ないように対セクをすることが大切です。光反射マルチを張ったり、防虫ネットで覆ったりします。

防虫ネットを使用した場合、人工授粉しないと実がなりません。

使用できる薬剤はなく、他の株への感染を防ぐために株を抜き取って処分します。

疫病(えきびょう)

カビが原因の病気です。茎や葉に暗褐色の模様が出て、症状が重くなると白いカビが生えます。株元に発生すると枯れてしまいます。

泥はねを防ぐことが大切です。高畝にして水はけをよくし、マルチやワラ、雑草を敷きます。

病気になった葉や実、残滓は摘み取り、畑の外に処分します。

使用できる薬剤はありません。

つる枯病

カビが原因の病気です。茎の地面に近い場所に多く発生します。最初は水が染みたような病斑ができ、その部分が柔らかくなります。やがて小さな黒い粒ができ、株は枯れていきます。

種子伝染するので、健康な苗を手に入れることが大切。また、ワラや雑草、マルチを使って泥はねを防ぐことも重要。

肥料切れで株が元気をなくすと病気にかかりやすくなるので、肥料切れを起こさないようにしましょう。

使用できる薬剤はありません。

ウリハムシ

ウリハムシは1センチ弱のオレンジ色の甲虫です。株全体を食害しますが、成虫は地上部分を、幼虫は根を食べるという特徴があります。

肥料過多などで軟弱になった苗にはすぐにやってくるので、肥料をやり過ぎないことが大切です。光反射マルチや防虫ネットなどでウリハムシがこれないようにしましょう。

肥料過多以外にも土作りをしっかり行うことも健康な苗作りには欠かせません。

成虫は自力で潰すしかありませんが、幼虫は家庭園芸用サンケイアジノン粒剤3を土に混ぜます。

ワタアブラムシ

ワタアブラムシは1.5ミリほどの小さな虫で、新芽や葉、花などの汁を吸います。モザイク病やすす病などの原因になる虫です。

軟弱な株にたかるので、肥料過多にしないことが大切。株の周辺にソルゴーのような緑肥作物を植えたり、光反射マルチを敷いて来づらくしましょう。

土作りもしっかり行いましょう。

薬剤は発生初期に、アーリーセーフやベニカマイルドスプレーをまきましょう。

健康なズッキーニを育てよう

ズッキーニの病害虫を予防するためには連作をしない、肥料を与えすぎない、土作りをしっかりする、風通しをよくすることが大切です。

健康で元気な株であれば多少の病害虫になっても無事にシーズンを終えることができます。

マルチは泥はねが原因で発生しやすい病気を予防することができるうえに雑草対策にもなりおすすめです。

風通しをよくするために、古くなった葉や枯れた葉をかき取るだけでも効果があるので、時間があればこまめに行いましょう。