【家庭菜園】手作り液体化成肥料の作り方

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ホームセンターでは様々な液肥が販売されていますが、実は作ることができるのをご存知でしょうか?

化成の液肥は粒や粉状の化成肥料よりも植物への吸収が早いという特徴があります。

自分で手作りすれば、野菜に必要な栄養を与えることができるのもメリットです。

今回は手作り液体化し肥料の作り方についてお伝えします。

手作り化成肥料の作り方

材料は単肥と呼ばれる1種類の肥料成分のみで構成されている化成肥料と水です。

この単肥を量りを使ってしっかりと計量をし、同じく計量した水に溶かします。

計量した単肥が粒状の場合はすり鉢などを使って、しっかりと粉状にして水に溶けやすくすることが大切です。

時間的に余裕があるのなら、粒を数日間水につけて溶かす方法もあります。

手作り化成肥料の使い方

手作りした液体化成肥料は野菜にまくことができます。肥料の成分によって合う植物と合わない植物があるので、どの野菜に使いたいかを決めてから作りましょう。

手作り化成肥料の注意点

長く置くと品質が劣化する可能性があるので、作ったらできるだけ早めに使い切ってください。

肥料が多すぎると肥料焼けを起こしますし、肥料が少なすぎると効果が表れないので、計量は正確にしましょう。

手作り化成肥料3種

根伸液肥

過リン酸石灰4グラムに対し、水1リットルを加えます。250倍になるように水で薄めてください。

リン酸は根の成長を助ける肥料成分です。畑に植える前の苗に、植える2週間前と1週間前に水やりの時にこの液肥をまくと根が成長しやすくなります。

追肥専用液肥

尿素4グラムと硫酸カリ4グラムに対し、水1リットルを加えます。250倍になるように水で薄めれば完成です。

チッソカリウムだけが含まれる追肥肥料になります。

チッソカリウムは雨などで畑から流れていきやすい上に、果菜類は生育後半に吸収量が多くなる成分で、追肥の時にまきます。

この追肥専用液肥ではリン酸が含まれませんが、リン酸は元肥で全量施肥するなどで他で補います。

苗の活着促進液肥

尿素4グラム、過リン酸石灰4グラムを水1リットルで薄めて完成します。リン酸が根の成長を助け、尿素に含まれる窒素が生育を促進します。

アブラナ科の野菜や老化した果菜類の苗にまくと、定着しやすくなります。植えつけの前日や当日に水やり代わりにまいてあげましょう。

上手に手作り液体化成肥料を活用しよう

手作り液体化成肥料の材料はホームセンターなどで購入することができます。

手作りは少し手間ではありますが、野菜や用途に合った肥料を作れるのがメリットなので、ぜひ使ってみましょう。

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初投稿日2020年3月24日改稿日2023年7月2日