人参は間引きをして育てますが、どのように間引きをしたらいいのだろうと悩んではいませんか?
間引きによって収穫した時の人参の形なども影響を受けることがあるので、何となくやらないことが大切です。
今回は人参の間引きの方法についてお伝えします。
人参の種まきは条まき
人参は20センチ感覚で溝を作り、その溝に1センチ間隔で植えていきます。
なお、種によっては間隔を広くして植えるようにと書かれたものもあり、その場合は間引きは行いません。
このように、種によって違いがあるので、種袋の表示に従ってください。
人参の間引きは2回
人参は間引きを2回行います。
1回目の間引きは本葉が2枚から3枚の時で、2回目は本葉が5枚から6枚の時です。
1回目の人参の間引き
1回目の間引きは本葉が2枚から3枚に育った時で、大体、種まきの30日後が目安です。
込み合っている場所を、隣同士の人参の葉が触れ合う程度に間引きます。
間引く苗は成長が悪いものや病害虫に食べられているものを中心に間引きましょう。
人参は小さい頃は少し密植にしていたほうが成長しやすいという特徴があるため、間引きすぎないようにしましょう。
2回目の人参の間引き
2回目の人参の間引きは本葉が5枚から6枚の時で、大体、種まきの50日から60日後が目安です。
五寸人参の場合は8センチから12センチの間隔に間引きますが、品種によって間隔が違うので種袋で確認してください。
間引くものは病害虫の被害に遭ったもの、生育が悪いもの、葉色が濃すぎたり極端に草が成長しすぎているもの、荒い毛がたくさん生えたものを中心に間引きます。
土寄せした後は軽く土寄せをしましょう。
人参の間引きのコツ
人参は成長が遅く、間引きの時も葉が少ないです。
そのため、残す人参の葉っぱを傷つけないようにしましょう。
人参の間引き菜はおいしく食べよう
人参は1回目の間引きの時は間引き菜もおいしく食べることができます。
醤油やみりんで炒めるとごはんによく合うおかずになるので、ぜひ試してみてください。
なお、2回目の間引きの葉は固いので食べることはおすすめしませんが、香りは良いので洋風の煮込み料理の香りづけに利用することができますよ。