家庭菜園でナスを育てているけれど、水やりの目安や量、頻度についていまいちわからないということはありませんか?
ナスは水やりによってきれいなものが収穫できるかどうか決まる野菜です。
水やりの目安と頻度についてお伝えします。
梅雨明け後から9月上旬までのなすの水やりの頻度と量
なすの水やりが本格化するのは梅雨明け後の収穫が始まった頃です。2日から3日に1度1株当たり3リットルほどの水をまくのが目安になります。
高温で雨が多い地域が原産のなすはかなり水が好きな植物なので、少し多いかなくらいが丁度良かったりします。
ただし、たくさんまきすぎると今度は水枯れになってしまうので、注意しましょう。
9月中旬以降の水やり
日差しが弱くなる9月中旬以降は、ナスも水をそんなに消費しなくなるため、水やりを控えても構いません。
ただ、全くやらなくてもいいというわけではなく、晴天が続いた時などはある程度は必要です。
水やりによっては更新剪定が不要になる
ナスに更新剪定を行うのは、葉からの水分の蒸発を抑え、株を休ませるためです。ただ、水を安定的にまくことができれば、更新剪定は不要となります。
成長した株なら畝間に大量の水をまき、土に浸透させる方法もあります。この方法はナスの根が土が湿り過ぎることで起こる土の中の酸素不足に強いためできる方法です。
水のまきすぎにも注意
ナスは水をたくさん必要な野菜ですが、水をまきすぎても今度は枯れてしまいます(水枯れや根腐れといいます)。
葉っぱが茶色く枯れてきたという場合は水枯れや根腐れが起きている可能性があるので、水を控えたり、まく量を少なくしてください。
そのまま、まき続けると枯れてしまいます。
適切な量をまこう
ナスの本格的な水やりは梅雨明け後から9月上旬の時期で、2日から3日に1度、株元に3リットルほどの水をまくのが目安です。
水の量が多いため、水やりはかなり大変ですが、9月中旬以降は水やりの量を減らせるので、多少、楽になります。
水と肥料をケチるときれいなナスを収穫できないため、ケチには上手に作れないといわれることもある野菜です。
初公開日2020年2月3日改稿日2023年7月18日