【家庭菜園】人参を連作で栽培する時の対策方法

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Kerstin RiemerによるPixabayからの画像

家庭菜園が狭くて輪作をする余裕がない方も少なくありません。

連作障害を気にしつつも、連作をするしかないという方もいるのではないでしょうか?

今回は人参を連作しても大丈夫か、連作障害を出づらくするための対策をお伝えします。

 

人参は連作しても大丈夫?

連作に強いとは言われているけれど……

人参は連作障害に比較的強いと言われている野菜です。

しかし、無限大にできるというわけでもなく、連作を続けているといつかは病害虫の被害に遭うことになります。

そのため、連作をする場合は春植えと秋植えの2回だけにして、2年目はその畝に人参以外の野菜を植えましょう。

3年目は1年目に人参を植えた場所に、人参を再び植えても構いません。

人参に多い連作障害は?

根コブセンチュウ

根コブセンチュウは幅広い科目の野菜に寄生する土の中にいる害虫で、寄生しやすい野菜を同じ場所で育て続けると被害に遭いやすくなります。

予防をするためには、アブラナ科の野菜を植えたり、アブラナ科の野菜を細かく刻んで土にすき込むことがおすすめです。

アブラナ科に含まれる辛み成分で根コブセンチュウを退治することができます。

この成分は特にからし菜に多く含まれています。

どうしても2年目以降も連作をしたい場合は?

アブラナ科野菜をペーストにして水で薄めて散布してから、土とよく混ぜる

人参は深く根を伸ばす野菜のため、アブラナ科野菜を刻んだものをすきこむのは向いていません。

理由はアブラナ科野菜が人参の根を邪魔してまた根になる可能性があるからです。

そのため、アブラナ科野菜をミキサーにかけて水で薄めたものを土にまいて、よく混ぜ込みましょう。

なお、有効成分は揮発性なので、刻んだりミキサーにかけたらすぐに混ぜてください。

アブラナ科ペーストをパワーアップさせる方法

アブラナ科野菜で作ったペーストを土に混ぜ込んだら、黒マルチで密閉します。

こうすることで、有効成分が土から逃げていくのを減らせる上に、太陽光により土の温度が上がり害虫の退治が可能です。

最低でも2日から3日は放置してください。

市販の資材を活用

連作障害を防ぐと言われる市販の資材も販売されています。

液体タイプと土に混ぜ込むタイプのものがあり、お好みで選んでください。

私は下記の液体タイプを好んで散布しています。

連作障害を防ぐために人参以外の野菜も視野に入れるか対策をしよう

 連作はどうしても病害虫の被害に遭いがちですが、対策をすることである程度防ぐことは可能です。

ただし、完全に防ぐことはできないので、時には人参以外の野菜を植えることも視野に入れましょう。