画像・写真素材 足成:青いトマトより
トマトを植えたけれど、手入れの仕方がわからないと困ってはいませんか?
トマトは大きくなるので、他の野菜に比べて少し手がかかる野菜ですが、コツさえ掴めば簡単です。
トマトの基本の手入れの仕方についてお伝えします。
追肥
3段目の花が咲いた時が追肥のタイミング
1番最初に咲いた花のグループを1段目と数えます。
3段目とは3番目に咲いた花のグループという意味で、この3段目の花が咲いた頃から追肥を開始します。
3段目開花前に追肥をしないのは、追肥をしないことで苗を肥料過多などの状態にせずしっかりと成長させるためです。
お使いの肥料に書かれているまき方を守って
基本的に追肥は普段使っている肥料に書かれた量を守ってまくことが大切です。
一応の目安ですが、3段目の花が咲いてからが普通化成の場合、1ヶ月に1度1メートルあたり大さじ3ほどを畝肩にまきます。
液肥の場合は週に1度、水やりと一緒にまくように書かれていることが多いです。
水やり
定期的にまくことが必要
甘さを強くするためには水を控えることが大切とされますが、水がなさ過ぎると枯れたり、皮が硬くなりすぎる、ひびが入るというリスクがあります。
土は乾きすぎず湿り過ぎずを心がけることが大切です。
土がカラカラに乾いている場合は、根に水を届けるためには一株最低2リットルの水が必要になります。
乾燥した状態で大量の水を撒くと、実の肥大に皮が追いつけず、割れてしまうことがあるので、一度に大量の水をまかないようにしましょう。
脇芽掻き
大玉トマトは脇芽は全て取る
ミニトマトなら脇芽を2つ残しますが、大玉トマトは脇芽を全て摘み取らなければいけません。
摘み取る時は晴れた午前中で、前日に雨が降っておらず、脇芽掻きをした日と翌日も雨が降らないことが望ましいです。
脇芽を掻いた跡が渇く前に雨が降ってしまうと、そこから病原菌が入る可能性があります。
脇芽を取らないで放置をすると、実に充分な栄養が行かないため、味が落ちてしまいます。
摘果
良品を取るために実を摘み取る
各段ごとの実の数が4つから5つになるように摘み取ることで、実の品質をあげることが目的です。
各段の一番大きな実がピンポン玉くらいになったら、成長の悪い物や形が悪い物などを積みっとてしまいます。
1段目だけは株の成長を促すためにも実が3つになるように、摘果します。
摘芯
6段目の芽をとってしまう
6段目の芽を取ってしまうと、トマトはそれ以上、大きくならないため、管理もしやすくなります。
トマトは3段目から5段目が質のいい実が収穫できると言われています。
6段目以降に花がついても、トマトは実よりも葉や茎のほうを優先して成長させようと方針を転換するため、6段目以降の実は質が下がってしまうのです。
脇芽は伸びるので、まだまだトマトが元気だと思ったら、脇芽を伸ばすのはアリですが、収穫するよりもシーズンが終わることのほうが多いはずです。
トマトの手入れをしよう
トマトは強いように見えて、病気に弱いという側面もあるので、お手入れは晴れた日の午前中に行うようにしてください。
また、露地栽培の場合、しっかりとお世話をしてもどうしても実が硬くなったりひびが入りがちです。
その場合は料理に使うとおいしく食べることができますよ。