Marzena P.によるPixabayからの画像
露地栽培では一般的に水は必要ないと言われていますが、本当に必要ないの?と疑問に思うこともありますよね。
トマトの水やりは必要なのか、やるのならばどれくらいの量を、いつまくのか知りたくありませんか?
おいしいトマトを収穫するための水やりの仕方についてお伝えします。
トマトの水やりは必要
水やりでおいしい実を収穫できる可能性が高まる
基本的に甘いトマトを育てたいのなら水はやるなと言われますが、やらなすぎるのも枯れたり、肥料不足の原因になります。
露地栽培の場合、水がなくても雨や湿気によりシーズン後半まで育つことがほとんどですが、皮が硬すぎということになりやすいです。
水を適切にあげることで、多少、皮の硬さを和らげることもできます。
皮の硬さは直射日光も影響しているので、水やりだけでは柔らかい皮の実を収穫することはできません。
トマトの水やりのやり方
株元にまくようにする
トマトをはじめ、野菜は株元の根から多くの水を吸収するので、株元が充分に潤うようにまきましょう。
本格的な水やり開始は3段目の花が咲いた頃
植えつけの時は水をたっぷりと施しますが、その後は3段目の花が咲くまでは水を控えます。
理由は初期に肥料や水をまきすぎると、異常な茎が発生したり実のつきが悪くなる可能性があるからです。
3段目の開花以降では水をやることで肥料吸収を活発にして、収量を増やすことを狙います。
水やりは定期的に行おう
トマトの水やりは週1程度でも実の収穫はできますが、さらに良品を収穫したい場合は、土を乾燥させすぎず、濡れさせすぎないことが大切です。
土が乾燥した状態で大雨が降ると、急激な水分により実は肥大しますが、皮が肥大においつけずに皮が割れてしまいます。
水やりの量は?
大きく成長したトマトなら株元に2リットルが目安
2リットルの水を株元にまくことで、土の表面にある根っこまで水が到達する可能性が高まります。
それより少ない水の場合、暑い日では根っこが水を吸う前に蒸発してしまう可能性があるのです。
大きな株に成長したトマトは、真夏の晴天において1日2リットルから3リットルの水分が蒸発していくので、それを補うつもりで水やりをします。
なお、3段目が開花したくらいでは必要な水の量も少ないため、毎日2リットルを与える必要はないでしょう。
水やりはいつやればいい?
朝もしくは夕方がいいとされている
朝や夕方に水をまくといいとされていますが、早朝の水やりは病気になりやすいという意見の人もいるようです。
暑い日中にまくのは良くないという記事が多いですが、私は特に気にせずにまいています。
暑い時間帯に水をまいても病気や枯れることはほとんどないので、時間的に朝や夕方にいけない方も安心して水やりをしてください。
【注意】水のやり過ぎも良くない
水のやり過ぎは枯れるリスクがあります
土の中に水が多すぎると植物は枯れてしまうことがあります。
水のやり過ぎで枯れる時は、葉っぱが少しずつ枯れだしますが、その時に水をやめるとちゃんと回復します。
晴れ続きの日に毎日か2日に1度2リットルなら問題ありませんが、毎日、何リットルもまくのはいけません。
マルチをして水の蒸発を抑えよう
マルチとは畝を覆うこと
マルチには黒いビニールの黒マルチや草で覆う草マルチ、わらで覆うわらマルチがあります。
草が生えることを抑える以外にも水分の蒸発を抑える効果もあるので、水やりの頻度を減らすことが可能です。
そのため、雑草でもいいのでマルチをすることをおすすめします。
水やりは大変だけど定期的にやろう
水やりは本当に大変ですよね。
私は今日はこの野菜で明日はあの野菜と順番を決めて行っています。
そのため、トマトに毎日、水やりはできないので、黒マルチを被せて水の蒸発を抑えています。