【家庭菜園】トマトの苗は成長するのに、実がならない3つの理由と対処法

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Alexas_FotosによるPixabayからの画像

家庭菜園でトマトを育てたのは良いけれど、いつまで経っても実がならないとお困りではありませんか?

せっかく植えたのに、実もつかないで、枝や主枝ばかりが成長しても困りますよね。

何故、トマトに実がならないのか、ならせるためにはどうしたらいいかについておつたえします。

トマトに実がつく仕組み

雄しべと雌しべが受粉して実がなることは基本ですが……

花が咲いて受粉することで花が咲いて実がつくのですが、苗が生殖成長という状態になって初めて花や実がつきやすくなります。

生殖成長とはある程度育ったトマト苗が、子孫を増やすために花や実をつけようとする状態のことです。

ある程度の大きさになる及び適切な肥料管理がされていないと生殖成長にはなりません。

トマトに実がつかない理由

トマトに実がつかない理由①過繁茂(かはんも)

過繁茂とは苗の葉っぱや枝ばかりが茂ってしまう状態のことです。

トマトが葉を茂らせるのは、自身の体を成長させようと、栄養成長の状態にあります。

栄養成長とは葉っぱや枝を成長させるモードのことを言い、花実がつき辛い状態です。

苗が小さい時期や窒素肥料成分が土に多いと、トマトは自分の子孫を残すことよりも自分を大きくすることばかり考えてしまいます。

トマトに実がつかない理由② 一番果の着果不良

一番果とは一番最初に咲いた花につく実のことです。

天候不良などでこの一番最初の花に咲く実がうまくつかないことがあります。

トマトは一番果がつかないと、そのあとの実がつき辛いというという特徴があるのです。

トマトに実がつかない理由③天候不順や低温、高温

トマトは光合成が大好きな植物ですが、光合成がうまくできなかったり、低温や高温が続くと、苗も疲れてしまい、実がなり辛くなることがあります。

トマトは暑すぎず寒すぎない涼しい気温と豊富な太陽光がある時が一番成長し、花実も付きやすいです。

基本的に低温状態では苗も成長が止まるので、花や実はつき辛くなりますし、寒さが理由で花が落ちることもあります。

暑さでは苗自体の成長が止まることはあまりありませんが、夏バテにより花が落ちることはあります。

トマトに実がつかない時の対処法

過繁茂なら肥料を見直して

一度、土に入れてしまった肥料は抜くことができません。

そのため、肥料をまかずに様子を見たり、肥料を見直すくらいしかできることがないです。

有機肥料がいいと聞き、安く売っていた油カスばかりまいているという場合は、土の窒素成分が多くなっています。

油カスには窒素成分しか入っていないので、リン酸の鶏糞やカリウム草木灰も上げる必要があります。

一番果の着果不良なら様子を見て

一番果が着果不良となってしまっても、その後の苗に一切の実がつかないわけではありません。

ただし、数は少なくなりやすい傾向はあります。

トマトーンといったホルモン剤もありますが、焦ってもトマトの機嫌次第なので、実がつくのを待ちましょう。

天候不順や低温高温続きならHB-101などの植物のサプリメントをまいてあげよう

 植物向けに活力剤などという名称でサプリメント的なものが発売されているので、上手に活用しましょう。

トマトも疲れてしまうと、肥料吸収がうまくいかなかったり、自分を守るために花を落として実がつかなくなることもあります。

気休め程度といわれればそれまでですが、植物向けのサプリメントは上記の症状を緩和する効果が期待できます。

トマトの実がならなくても諦めないで

 トマトの苗は成長するのに、実がならなくても様子を見たり、適切な処置をすることで実がなり始めることもあります。

そのため、諦める必要はありません。

なお、病気で花がつかなくなることもありますが、この場合、苗も成長が止まることが多いです。

苗が元気だったり葉っぱに異常がない場合は病気ではないと思います。