【家庭菜園】トマトに多い病害虫6つ

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家庭菜園での定番野菜と言ったらトマトですよね。しかし、実は病害虫の被害に遭いやすい上に、ある程度世話をしてあげないといけないため、育てるのが実は大変だったりします。

今回はトマトがかかりやすい病害虫についてご紹介します。

モザイク病

葉っぱに緑の濃淡のモザイク模様が現れ、徐々に葉が縮れたり、細くなったりして変な見た目になっていく病気です。

ウイルスが原因の病気でアブラムシが媒介となって感染します。現在、効果のある農薬はなく、他の株への感染を防ぐために発症したら株を抜き取ります。

普段から感染しないように、ハサミや手を消毒してから作業することも予防になります。

私はかつて買った苗がモザイク病でした。発症直後は葉っぱの濃淡の違いがわかり辛く、気づかずに買ってしまうこともあります。

トマト黄化葉巻病

トマトの株の上にある葉が黄色みがかり、内側にまくようになります。成長も悪くなり、実がついても硬くなり、食べられなくなることがあります。

ウイルスが原因の病気で、タバココナジラミとシルバーリーフコナジラミがウイルスを媒介するので、予防には目の細かい防虫ネットが効果的です。

感染した株は他の株への感染を防ぐために処分するしかなく、使用できる薬剤はありません。

疫病

葉に暗褐色の模様ができ、葉っぱの裏や模様の部分にカビが生えてきます。実にも暗褐色の模様ができ、最終的に腐敗したりします。

原因は土の中にいるカビ菌。黒マルチなどで泥はねを防ぐことが予防法です。また、堆肥をまくことでカビ菌の密度を減らすことができるので、土作りも大切な予防法。

薬剤は「STダゴニール」と「サンボルドー」が使用可能で、発病した葉や実を取り除いたあとに、使いましょう。

オタバコガの幼虫

オタバコガの幼虫は緑色の小さな芋虫で、果実に穴を開け、中を食べてしまいます。新芽やつぼみも食べたり、茎に穴を開けてしまうこともあります。時には茎を折ってしまうことも。

幼虫は見つけたら潰し、穴があったりフンがついている実は処分しましょう。5ミリ程度のネットで覆うことで成虫が来るのを防ぐことで予防できます。

トマトサビダニ

葉や果実の汁を吸う小さなダニがトマトサビダニです。下葉が枯れてしまったり、実が緑褐色になり、細かくひび割れたりします。

乾燥が続く夏で雨よけをしているとさらに発生しやすいです。敷き藁や雑草を敷いたりして、トマトサビダニを食べる虫が活動しやすい環境を作ってあげることが予防のために大切。

薬剤は発生初期に、「ダニ太郎」や「兼商モレスタン水和剤」をまきましょう。

タバココナジラミ

タバココナジラミはカメムシの仲間で、成虫と幼虫が葉から汁を吸います。アブラムシ同様に病気のウイルスを媒介し、黄化葉巻病、すす病などの原因になることがあります。

予防法は定食直後に目の細かい防虫ネットで覆うことです。薬剤は、「ベストガード粒剤」と「アーリーセーフ」があります。

「ベストガード粒剤」は植え穴にまいて、土と混ぜます。苗をまく前に使うものです。

アーリーセーフは発生時に使用できます。

トマトの病害虫を予防しよう

害虫は退治することが可能ですが、疫病やモザイク病などの病気は発症したらそこで終わりです。そのため、大切なのは予防すること。

予防の基本は健全な土作りと肥料をまきすぎない、健康の苗を選ぶをしっかりすることになります。

特に、肥料過多は株を弱らせ、害虫を呼ぶ原因です。

トマトは脇芽から増やすことができるので、畑に場所が余っているのであれば、脇芽を挿しておくのもいいでしょう。買った苗が病気になっても脇芽の苗が健康であれば、新しく収穫することができます。

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