トマトの収穫が終わったら、冬も近いからとほったらかしにしている方も多いのではないでしょうか。
だとしたら、それはとってももったいないです。
秋冬は虫もつき辛くきれいな野菜を取れますよ。
雪が降らない地域では秋冬でも楽しめる野菜があるので、ぜひ育てましょう。
- トマトの収穫が終わった後に、植えるのにおすすめの秋冬野菜
- トマトを植えた場所に、すぐにナス科の野菜を植えることはダメ
- ナス科の野菜は?
- 来年もトマトと同じ場所にナス科の野菜を植えたい場合
- 秋冬野菜を楽しもう
トマトの収穫が終わった後に、植えるのにおすすめの秋冬野菜
キャベツ、小松菜。ネギの葉物野菜や玉ねぎやニンニクがおすすめです。
トマトの栽培が終わる頃は寒さも深まり、育てられる野菜も限られてきます。
冬の間も収穫をして楽しみたい場合は寒さに強いキャベツや小松菜、ネギといった葉物野菜がいいです。
世話をする時間を減らしたい場合は玉ねぎやニンニクといったほったらかしても育つ野菜がおすすめです。
トマトを植えた場所に、すぐにナス科の野菜を植えることはダメ
連作障害のリスクがあるので、トマトの後にナス科の野菜であるじゃがいもを植えてはいけません。
連作障害とは同じ科の野菜を植えると、病害虫の被害を受けやすくなることをいいます。
何故発生するかというと、各病害虫ごとに寄生する植物が決まっていて、ナス科が好きな虫はナス科の野菜につきます。
ナス科に限らず同じ科の野菜を同じ場所にばかり植えていると、ナス科が好きな病害虫はエサが豊富なため、どんどん増えてしまうのです。
ナス科の野菜は?
じゃがいも、なす、ぴーまん、ししとう、トウガラシ、パプリカ、トマトです。
じゃがいもは地域によっては秋冬植えができるので、秋に種芋が発売されているので要注意。
理想を言えば、トマトを植えた場所には3年間ナス科の野菜を植えないのがいいですが、私お経験上、最低1年開ければほぼ大丈夫です。
来年もトマトと同じ場所にナス科の野菜を植えたい場合
からし菜がおすすめ
からし菜の辛み成分(アリルイソチオシアネート)には土のセンチュウを退治する効果があります。
土の中のセンチュウを減らすことができれば、春に植えるナス科の野菜の病気のリスクを減らすことが可能です(連作するためリスクを0にはできません)。
育てたからし菜の一部を細かく刻んで、土にすき込めばさらに効果的です。
辛みは揮発性のため、切り刻んでから土に埋めこむまではできるだけ短い時間で行ってください。
【注意!】からし菜でセンチュウ退治ができるのは秋冬に育てたもの限定
夏場にからし菜を育てて、土にすき込むんでしまうと、逆にセンチュウが増えてしまい、病気が増えてしまいます。
からし菜で連作障害予防を目指す場合は、秋冬栽培をして春にすき込むを徹底してください。
秋冬野菜を楽しもう
トマトの収穫が終わったら、病害虫が増えるのを防ぐため、残った株はすぐに片付けなければいけません。
そうすると、残るのが畝です。
秋冬は虫もつき辛いですし、育てることができる野菜も多いので、育ててみてください。
初公開日2019年7月18日改稿日2023年10月10日