パプリカを育てたけれど、色がつかずにイライラしていませんか?
私も過去に経験があり、いつ色がつくのかとやきもきしたものです。
パプリカの色がつかない理由についてお伝えします。
パプリカの色がつかない理由
パプリカの色がつき始めるのは熟し始めてからで、熟さない限りはいつまで経っても色がつきません。
で、この熟すまでが長いので、色がつくまでかなり待たないといけません。
緑色のピーマンが早く収穫できるのは、緑色で熟しているのではなくて、未熟な状態のものを収穫して食べているから。
そのため、ピーマンも完熟すると赤くなります。
パプリカが色づく仕組み
積算温度や日光によって色がつく
積算温度とは毎日の平均温度を足していった温度のことです。
この積算温度が一定の数値を超えるとパプリカが少しずつ色づき始めますが、それ以外にも日光量も色づきに影響を及ぼします。
露地栽培が多い家庭菜園ではほとんどないケースですが、ハウスの中で高温が続けばサイズが小さくても熟すため、色がつく場合もあります。
パプリカの色づきを早める方法はある?
家庭菜園で簡単にできる方法は、植える時に黒マルチをつけて、地面の温度が下がりづらい&上がりやすくするくらいだと思います。
こだわりたいなら下画像のような小型のビニールハウスを利用する方法もありますが、高温障害のリスクがあるので注意が必要です。
なお、パプリカは自家受粉するので、基本的に受粉作業はしなくても実がつきます。
気になる場合は時々、幹を優しくゆすってあげるくらいで大丈夫です。
追熟させる方法
半分ほど色がついたパプリカを収穫して、部屋の良く光が当たりかつ温かい場所に置いておきましょう。
2日や3日くらいできれいに色がつきます。ただし、完熟して収穫したものより甘みが少なく、あっさりとした味です。
おいしいパプリカを収穫しよう
パプリカの色づきは積算温度が関係しているので、完熟させるのであれば、収穫まで気長に待つしかありません。
それだけ長く畑にあるということなので、虫の被害も受けやすくなります。
冷夏や平均気温が低い年ではさらに完熟になるのが遅れてしまいます。
虫の被害を受けるのが嫌な場合は、味は多少落ちてしまいますが、少し色づいたら収穫して、追熟させましょう。
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初公開日2019年12月16日改稿日2023年7月20日