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ズッキーニを育てたいけれど、人工授粉が必要と聞いて躊躇していませんか?
正直、人工授粉なんて面倒くさいし、やり方が良くわからずに失敗したくないですよね。
実はズッキーニの人工授粉は簡単なんですが、無理して行う必要もなかったりします。
ズッキーニの人工授粉を行う理由とやり方を中心にお伝えします。
ズッキーニの人工受粉をする理由
大きな実&ロスを少なく収穫するため
受粉が成功した場合、ズッキーニの実は大きく成長します。
また、受粉不良の実は大きくなる前に腐ってしまったり変形してしまうので、その分、ロスになってしまうのです。
あまりにも大きい実で収穫してもズッキーニの苗が疲れてしまい、実つきが悪くなってしまいます。
ズッキーニを育てる時は15センチから20センチ程度で収穫するようにすると、株が疲れず、長期間収穫することが可能です。
きゅうり程度の大きさでよければ受粉の必要はない
ズッキーニは受粉しなくてもきゅうり程度の大きさまでは成長し、食べることが可能です。
そのため、きゅうり程度の大きさでの収穫を目指すのであれば、特に受粉しなくても構いません。
ズッキーニの人工受粉のやり方
人工授粉のやり方①朝5時から6時に開花するので、10時くらいまでは終わらせる
ズッキーニの開花は朝5時から6時で、花は午前中のうちに萎んでしまいます。
そのため、午前10時くらいまでには終わらせる必要があります。
雄花と雌花も鮮度が大切なので、受粉する日に咲いた花を選びましょう。
人工授粉のやり方②雄花を切り取って花びらをむいて、雌花につける
雌花は小さな実がついているもので、雄花には実はついていません。
雄花を切り取ってから、花びらをむきます。
花びらをむくのは受粉作業を楽にするためです。
あとは切り取った雄花を雌花の先に優しくこすりつけるだけで終わります。
受粉する時は強くこすりつけないようにしてください。
低温でないなら人工授粉は行わなくてもいいことのほうが多い
ズッキーニは虫でも受粉する
基本的にズッキーニは虫でも受粉することができます。
周辺の環境に草が多いような自然豊かな環境は虫も多いので、虫が活動できるくらいの気温であれば、特に人工授粉せずとも実をつけることのほうが多いです。
なお、アリでは受粉しないので、アリしかいないという場合は人工授粉しましょう。
屋上で育てていたり、鳥よけ目的などで防虫ネットをしているや極度に低温の場合には人工授粉は必要です。
必要に応じてズッキーニの人工授粉をしよう
ズッキーニの人工授粉は自然豊かな場所であれば虫が受粉してくれるので、特に必要ないことが多いです。
ただ、確実にきれいな実が欲しいという場合や育てている場所や環境によっては、人工授粉は必須といえます。
自然に任せてもある程度の収穫はできるので、授粉が面倒くさいという人は自然に任せてみて、ダメだったら人工授粉に切り替えるのもアリです。