イチゴの冬越し方法について気になっていませんか?
小苗で冬になってしまった場合、春になってもほとんど花が咲かず、イチゴが収穫できないという事態も起こりえます。
できることなら、そんなことは嫌ですよね。
今回はイチゴの冬越しの方法についてお伝えします。
イチゴの冬越しの方法とは?
イチゴは11月中旬には生育がほぼ止まってしまいます。
基本的に黒い点があったりカビがあるような病気の葉っぱは取りのぞいて、1月下旬まではそのままにしておけば大丈夫です。
1月下旬にはボカシ肥料のような効き目が穏やかな肥料を追肥します。
イチゴの葉が赤い時や花が咲いている時は?
イチゴの葉っぱが赤くなったり、葉っぱが少し枯れているようなものは病気ではありません。そのため、赤い葉っぱも多少、枯れている葉っぱであっても残しておきましょう。
冬越しの時に咲いている花は全て取り除いてください。
植え遅れた時は?
苗が小さいと冬の寒さを乗り越えるだけで精いっぱいとなり、春になっても花が咲かないこともあります。
11月下旬までに葉が5枚から6枚以上伸びた苗を定着させれば春の収穫が期待できます。2月下旬からマルチやトンネルがけをして、温めながら育てましょう。
春になったら
2月上旬に黒マルチとトンネル掛けをして、温めてあげます。
マルチをかける前に、花や茎の成長を抑制する物質を出している下葉を全て取り除くことも大切です。こうすることで、新しい葉が次々と伸び、3月中旬ごろから成長を始め、5月から収穫ができます。
おいしいイチゴを収穫しよう
春にたくさんのイチゴを収穫するコツは、冬越しの時点では下葉を残し、春に下葉を切ってしまうことです。
葉っぱが赤かったり、枯れ気味なのは健康な状態なので冬越しの時に取り除く必要はありません。
逆に、黒い斑点やカビが生えているものは病気の葉っぱなので冬越しの時に切ってしまいます。
1月下旬にボカシ肥を与え、2月上旬に黒マルチとトンネルで保温をし、新しい花や葉が伸びるように下葉を取り除き、成長を促します。