この記事を執筆時点ではスノーマーチはポテトチップスなどの業務用で一般で種芋を入手するのは大変です。
そのため、育てる機会を持つのは難しいのですが、今回、食べる機会はあったので、どんな味なのかをお伝えします。
スノーマーチの特徴
病気に強いイモを目指して北海道で作られた品種
じゃがいもの産地である北海道は当然のように、じゃがいもの病気にも悩まされてしまいます。
そこで、そうか病とジャガイモシストセンチュウの抵抗性を持つ品種を目指して作られたのがスノーマーチです。
2004年に北海道の優良品種にもなっていて、現在はポテトチップスの原料にもなっています。
イモの白さと貯蔵性の良さが特徴
スノーマーチの名前の由来はイモが白さからきています。
芽が出にくく貯蔵性がいいという特徴もあります。
料理別スノーマーチの味や食感
じゃがバタ
しっとりとした芋で、クセがなく食べやすいです。
肉じゃが
しっとりとしていますが、キメが荒く感じました。
ポテサラ
こちらも基本的にはしっとりとした食感です。
肉じゃがとは違い、きめの粗さは感じませんでした。
フライドポテト
しっとりと甘かったです。
フライドポテトが一番おいしかったです。
育てる時の注意点やコツ
家庭菜園用では種いもの入手が難しい
現状では家庭向けにないらしく、種いもの入手が難しいです。
栽培適地もそうか病に苦しむ北海道の生食用ばれいしょ栽培地帯とのこと。
そうか病やジャガイモシストセンチュウへの抵抗性がある
スノーマーチはそうか病やジャガイモシストセンチュウへの抵抗品種として生まれたため、抵抗性を持っています。
ただし、中心空洞や褐色心腐と亀の子病の類似症状発生の可能性もあります。
中生種
スノーマーチは中生種で、育てる時は追肥が必要です。