【家庭菜園】トマトに塩水をまくと甘くなるの?理由・やり方・注意点を解説

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Bruno GlätschによるPixabayからの画像

塩水をまいて育てたトマトがあるのをご存知ですか?

塩水をまくと甘くなると言われていますが、家庭菜園でも塩水をまいて育てることはできるのでしょうか。

不可能ではありませんが、少々、リスクがあるのでやり方や注意点について解説します。

塩水でトマトが甘くなるとされる理由

浸透圧による水分吸収が抑えられる

浸透圧によりトマトの水分吸収を抑えると、実の中に水分がいかないため、成分が凝縮され甘みが濃くなります。

塩を使えば、露地栽培でも水分の吸収をある程度は抑えることはできると思われます。

実際にかつてやってたところ、甘いトマトを収穫できましたが、塩がどれくらい影響したのかわかりません。

【注意!】塩水をまきすぎると実が大きくなりません

トマトは塩に対して強いですが、濃い塩水を与えすぎると肥料と水分を吸収できなくなります。

植物は水と一緒に肥料を吸い上げるので、肥料を吸えないと実や株が大きくなれないし、最悪、枯れる可能性すらあるのです。

塩は水で流れやすいですが、まきすぎた塩を流すために大量の水をまくことはしたくありません。

塩をまくならミネラルを補給するという感覚でやろう

天日塩や岩塩には様々なミネラルがたくさん入っているので、ミネラルを補給してあげるつもりで少量だけあげましょう。

少量だけなら、よほど小さな株でない限りトマトは影響を受けません。

味に影響はないかもしれませんが、普通に育てたよりも少しだけミネラルが多く入っているかもしれないと考えるとお得な気分になれる気がしませんか?

塩のまき方

塩のまき方は以下の手順で行います。

 

1.必ず天日塩や岩塩を用意

2.2週間に1度くらい塩を水で500倍以上に薄めて株元に撒く

 

必ず天日塩や岩塩といったミネラルがたっぷり入った塩を用意してください。

精製された塩だとマグネシウムしか入っていないので、様々なミネラルをトマトに与えることができません。

3段目の花が咲いた頃から、500倍ほどの濃さであればトマトにはほとんど影響が出ないので、薄い塩水をまきましょう。

また、薄めるのが面倒くさい場合は雨が降ると予報があった日に、株元に一つまみの半分ほどのごく少量をまくほうほうがあります。

ミネラル補給なら海藻由来の植物向けサプリメントも有効

ミネラル補給をしたいのなら、塩よりもリスクが低いサプリメントをおすすめします。

多少まきすぎても悪い影響が出づらいためです。

以下のようなものが市販されているので試してみてください。

塩をまく時はリスクがあることを自覚して!

私はかつて露地栽培で甘いトマトを収穫したいと塩水をまきました。味は確かに甘くなりました。

しかし、調子に乗って濃い塩水をまいたら、大玉トマトなのにピンポン玉くらいしか大きくならなかったのです。

このようなリスクがあるので、塩をまくのは少しだけを2週間に1度くらいにしてくださいね。

トマトの記事は以下にまとめています。

【家庭菜園】トマト栽培の記事 - いつもお外はぽっかぽか

初公開日2019年7月21日改稿日2023年7月22日