家庭菜園でセンチュウ被害を抑える対抗植物まとめ

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プロ農家も苦しむセンチュウ被害は家庭菜園でも遭うことが少なくありません。

一度、発生すると防除が困難ともいわれるセンチュウですが、対抗植物と呼ばれるセンチュウ被害を抑える効果がある植物があるのをご存知でしょうか。

もしセンチュウの被害があるのなら、対抗植物を植えるのも一つの方法です。

今回は対抗植物についてご紹介します。

対抗植物がセンチュウ被害を抑えるのは何故?

センチュウの被害を抑えると言われる対抗植物は多かれ少なかれ、根などからセンチュウを退治したり減らすような物質を放出しています。

対抗植物を植える時の注意点

センチュウは大きく分けると3種類いて(細かく分けるとたくさんいます)、対抗植物によって効果があるセンチュウが異なります。

植える時は自分の畑を荒らすセンチュウに合った対抗植物を植えることが大切です。

センチュウの見分け方は被害を受けている野菜から判断できます。

対抗植物の品種も重要

同じクロタラリアでも品種によって効果が違うものがあるので、植物の種類で選ぶ以外にもどの品種を植えるかも大切です。

対抗植物①マリーゴールド(フレンチ種)

店頭ではフレンチマリーゴールドという名前で種が発売されています。

マリーゴールドは根からセンチュウを退治するα-タチニエルという物質を放出し、どのセンチュウに対しても一定の効果が見込めるのが特徴です。

種まきをして株間30センチにして育てますが、1回の栽培でおよそ2年半効果があります。

土にすきこむ手間がないのもメリットです。

対抗植物②クロタラリア

ロタラリアはインド原産のマメ科の植物で、こぶとり草という別名があります。

ネコブセンチュウを抑える力が強いですが、品種によって違うセンチュウにも効果を発揮するものもあります。

品種によってある程度の違いはありますが、大体の品種で1メートルから1.5メートルほどに育つもしくは花が咲いた頃に、30センチほどに切断し土にすきこみます。

対抗植物③ソルゴー

サツマイモネコブセンチュウの抑制効果があります。

種まき後50日後から60日後に土にすきこみます。

対抗植物④エンバク

エンバクの野生種であるヘイオーツはキタネグサレセンチュウに効果があります。

種まき後60日ほどしたら土の中にすきこみます。

対抗植物⑤ギニアグラス

ソイルクリーンという品種はネコブセンチュウに対して効果を発揮します。

種まき後50日から70日の間に土にすきこみましょう。

対抗植物⑥クローバ

アカクローバ、クリムゾンクローバ、シロクローバはダイズシストセンチュウに効果があります。

開花期に土にすきこみます。

対抗植物⑦ヘアリーベッチ

ダイズシストセンチュウの抑制効果を期待できます。

こちらも開花したら土にすきこみます。

対抗植物⑧緑肥用トウモロコシ

ネコブセンチュウの抑制効果がきたいできます。

こちらは1メートルほど育ったら土にすきこみましょう。

対抗植物⑨エン麦

ネコブセンチュウの抑制効果を期待できます。

種まき50日後に土に埋めこみます。

対抗植物⑩ライ麦

ネコブセンチュウとネグサレセンチュウの抑制効果を期待できます。

種まき後50日ほどの時に土にすきこみましょう。

センチュウ被害を抑えよう!

センチュウは放置すると野菜を作れなくなるくらい被害が拡大することもあります。

もしセンチュウ被害が出ているのなら、対抗植物を活用するのも1つの方法です。

マリーゴールドはすきこむ必要がないので、家庭菜園でも取り入れやすいです。

ただし、対抗植物は薬剤のようにすぐに見違えるような効果が出るわけではありません。

すぐにセンチュウを改善したいのならば、薬剤を使うのも1つの方法です。