家庭菜園で育てた大根を抜いてみたら、割れていたということはありませんか?
おいしく食べられそうだと期待しながら引き抜いた時に、大きな割れ目が見えるとがっかりですよね。
何故、大根が割れてしまったのかどうしたら割れずに済んだのかについて今回はお伝えします。
大根が割れてしまった理由①土の水分が急激に増えた
虫や病気が原因のこともあるのですが、大根が割れてしまうのは土壌水分の調節がうまくいかないことが原因であることが多いです。
乾燥状態が続いた時に、大雨などで急激に大量の水分が土に含まれると大根はその水分をどんどん吸ってしまいます。
大根の内部は水分を含むことで膨れますが、皮は中身のふくらみに耐えられずに裂けてしまうのです。
対処法
露地栽培では水やりは必要ないとされることが多いのですが、乾燥が続いて土の中に水分がない状態からの大雨で割れてしまうので、水を定期的にまいてあげましょう。
普通の水やりだけでは土の奥まで湿らせることは難しいので、大根の脇に少し穴を掘ってそこに水を入れるなどの工夫をします。
大根が割れてしまった理由②元肥が多かった
割れている以外にも曲がっている大根もあったら、肥料が多い可能性があります。
人参でもそうなのですが、元肥が多いと大根は亀裂が入りやすくなります(ついでに曲がりやすくもなります)。
家庭菜園では肥料は多いほうがよく育つし、おいしくもなるだろうと肥料を多くまく人がいますが、品質と収穫量と味の低下を招くので適正量をまきましょう。
適正量をまいても長年、家庭菜園をやっている畑では野菜が吸収しきれなかった肥料が土の中に残っている場合があります。
積もり積もってかなりの量になっていることがあり、肥料を入れなくても育つことがあります。
対処法
元肥を多くまきすぎないことが大切です。常に適正量をまきましょう。長年家庭菜園をしている畑ならば、元肥の量を少し控えてみるのもおすすめです。
おいしい大根を収穫しよう
大根の割れを軽減するための対策は、元肥をまきすぎないと乾燥させないの2つです。大根は中身の成長は早いのですが、皮の成長は遅く、中身が早く成長しすぎると皮は耐えられずに避けてしまうのです。
雨が少ない年は水をあげるなどして乾燥しすぎないようにしましょう。家庭菜園では長年野菜を育てていると土が肥え、肥料を減らしたり、なくても野菜が育つこともあります。
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初公開日2020年4月29日改稿日2023年10月8日